今回は「仕事の振り返り」のメリットをについてご説明いたします。
「仕事の振り返り」のメリット
転職市場にアクセスして情報収集するためには、こちらも自分についての情報を差し出さなければなりません。
そのときに行うのが「仕事の振り返り」です。
「仕事の振り返り」は転職活動のためだけではなく、その活動の結果、いまの仕事に留まることを選択することになったとしても有効です。
それは以下の理由があるからです。
過去の成果を洗い出すことができる
普段忙しくしていると、これまでの自分の仕事についてじっくりと振り返ることは少ないと思います。「仕事の振り返り」をすることで、自分が過去にどのような成功や失敗をしてきたのか、そして、どのように成長してきたのかを具体的に洗い出すことができます。
今の自分に足りないもの・弱みが見えてくる
「仕事の振り返り」によって、過去の成功と失敗、成長の過程を洗い出すことができれば、今の自分に足りないもの・弱みが見えてくるはずです。
- 業務経験
- 仕事上の成果
- 保有資格
- マネジメント能力
- コミュニケーション能力、など
これらの足りないもの・弱みが分かれば、その弱みをなくして中和させる、さらには強みに変える作戦を立てることができます。
これらの足りないもの・弱みすら自覚できずにこれからも同じように仕事を続けるのとでは大きな差が生じます。
自分の得意分野・強みが分かる
「仕事の振り返り」では自分の得意分野・強みもあらためて認識することができます。
これらの得意分野・強みはそのままにせずさらに強化しましょう。「得意」ではなく「特異」なレベルにまで高めることで自分の価値を希少化するのです。
自分を客観的に見ることができる
自分は「〇〇株式会社に勤めていた」や「〇〇のポジションにいた」ことは転職市場ではあまり価値がありません。
採用する企業が知りたいのは「もし採用したらその企業での成長に貢献できるのか」です。そのために企業が知りたいのは以下のような客観的なものさしです。
- 売上〇〇%アップを達成した
- 〇〇円のコストダウンを成功させた
- 新規開拓を〇〇件した
- 優秀な人材を〇〇人育成した
- 難関の国家試験に合格し、仕事に役立てている
プロ野球で言えば「打率」、「ホームラン数」、「防御率」、「完投数」に当たります。
異なる企業間の転職ではフィールドが違いますので、プロ野球での成績ほど客観的ではありません。それでも上記のような成果を企業に伝えることで、別の企業においても自分が貢献できる人材であることを具体的に説明することができます。
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まとめ
仕事の振り返り(リスクマネジメントとしての転職活動)
- 仕事の振り返り
- 過去の成果を洗い出すことができる
- 今の自分に足りないもの・弱みが見えてくる
- 自分の得意分野・強みが分かる
- 自分を客観的に見ることができる
学生の就職活動での「学生生活の振り返り」と同じですね。
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