今回は、資格試験の勉強時間の確保、モチベーションアップの方法についてご紹介します。
勉強時間の確保について
まずは勉強時間の確保の方法についてご紹介します。
すきま時間を活用する
1日は誰にとっても24時間しかありません。
これまでの定着した生活パターンの中から他の時間を削って勉強時間を確保するのは大変です。
そのような場合、以下のようなすきま時間を活用して勉強時間を捻出しましょう。
- 通学、通勤時間
- 電車、タクシーなどでの移動中
- お昼休み
- 友人との待ち合わせ、仕事のアポイントメントまでの時間
- 銀行、郵便局、病院などの待ち時間
一つ一つのすきま時間は短くても、まとめると相当な時間になります。
中にはこれらのすきま時間を合わせると1日1時間以上になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
他の時間を削る
すきま時間の活用には限界があります。
日常生活における資格試験の勉強の優先順位を上げて、他の時間を削りましょう。
削る対象となるもの
- スマホゲーム
- SNS、YouTube
- 入浴時間
- 趣味
- 外出、旅行
- 飲み会
- テレビ、ラジオ
上記の中には普段は何気なくしているものの、なくても困らないものもあるかもしれません。
難関の試験に挑戦するのであれば以下のような時間も削る必要があるかもしれません。
- 家族との団らん
- 友達とのコミュニケーション
あなたにとって資格試験が重要であることをきちんと説明すれば、あなたのご家族や友達はきっと理解し、応援してくれるでしょう。
なお、過度にコミュニケーションを断ち切るのはやめましょう。
あなたが時々ご家族や友達に資格試験の状況を話すことは、あなたにとってのリフレッシュや相手への共感・協力を求める機会になります。
勉強を日常の行動に定着させる
せっかく勉強時間の確保できたのに、結局はやる気が出ずに勉強以外の目的でスマホをいじってしまってはいけません。
時間の確保ができたなら、次は勉強を日常の行動として定着させましょう。
平たく言えば、勉強の習慣化です。(それがなかなかできないから困るのですが。。。)
例えば、皆さんが毎日当たり前のようにしていることがあるはずです。
- 歯磨き
- 入浴
- 食事
- 通学、通勤
勉強もこれらのように、日常生活の一部としてパターン化させてしまうのです。
そうすれば「食後の歯磨き」のように意識せずとも勝手に勉強するようになります。逆にやらないことが気持ち悪くなってさえします。
勉強の習慣化の例は以下のとおりです。
- 朝出かける前の30分間
- 通学、通勤時間
- 仕事の前の30分間
- 寝る前の30分間
また、資格の専門学校(スクール)との受講契約を結ぶのも一つの習慣化になると思います。
毎週同じ曜日の同じ時間帯の講義に参加しなければならない状況を作ることで、勉強を習慣として定着させることができます。
日や時間単位で目標を細分化する
まずは資格試験の合格という大きな目標を立てたら、次はその目標を細分化させましょう。
「合格のために必要な対策」という巨大なかたまりを切り分けて、日や時間単位での小さなブロックにしてしまうのです。
例
- テキスト○○ページを読む
- 練習問題を○○問解く
- 英単語を○○個覚える
- ヒアリング対策として英語ニュースを○○分聞く
なお、細分化の例として「○○分(または○○時間)勉強する」というのは効果的ではないケースがあります。
なぜならその時間を費やすことに焦点があたっていて、成果に焦点が当たっていないからです。
「ヒアリング対策として英語ニュースを○○分聞く」であれば成果に焦点が当たっていますので問題ありません。
モチベーションアップの方法について
目標を決め、そのための時間が確保でき、勉強が習慣化できたとしても、困難や誘惑に負けてしまいそうなときもあるでしょう。
どのようにしてモチベーションアップすればよいのかをご紹介します。
成功をイメージする
「資格試験の合格」自体が目標なのではなく、それによって得られるメリットがあるからこそ勉強されるのだと思います。
困難や誘惑に負けてしまいそうなときは、その成功をイメージすることで打ち克ちましょう。
- 新たな能力(自分の変化)
- 評判、名声(周囲の変化)
- 地位、環境(就職活動、昇進、転職)
- 金銭的なメリット(昇給、手当)
資格取得で得られるメリットをイメージするために、転職サイトにずらりと並ぶ魅力的な企業を見て、やる気を奮い立たせることもあります。
おすすめします。
他の人の支援を得る
自分が資格取得を目指していることを周囲に公表しましょう。あなたのことを思ってくれるならばきっと応援してくれるはずです。
- 会社の上司
- 会社の同僚・先輩・後輩
- 家族
- 友人・知人
また、周囲に公表することがあなた自身へのいい意味でのプレッシャー(応援にこたえたい、合格しなければ申し訳ない)になり、モチベーションアップにもなります。
仲間を作る
一人での勉強は孤独です。周りの人はいつもどおりの余暇を楽しんでいるのに、なぜ自分だけ勉強しているんだろうと思うときもあります。
そのような時は、似たような立場にある方とのコミュニティに参加し、仲間を作りましょう。
SNS上でさまざまなサイトが用意されています。同じ悩みを持っている仲間と相談しあい、共感しあうことで、モチベーションを保ち、向上させることができます。
コミュニティに参加せずとも、いまご覧になっているような資格取得に関する他の方のブログを見ることも同じ効果があると思います。
過去に同じ資格試験にチャレンジされた方の、勉強方法、勉強時間の確保、モチベーションアップの方法に関するブログは大いに参考になると思います。
自分へのご褒美を用意する
「資格試験の合格」が最終目標であり、自分への最大のご褒美ですが、そこまでの道のりは長い場合もあります。
先ほどは目標の細分化についてご紹介しましたが、同様に「自分へのご褒美」についても細分化し、ルールを決めてモチベーションアップにしましょう。
- ○○ページ分の学習をしたらSNS、YouTubeを楽しむ
- 練習問題の正解率が○○%だったらおやつを食べる
- 英単語を○○個覚えたあとは家族や友人との会話を楽しむ
- 模擬試験で○○点以上だったらリフレッシュのために外出する
適度に休憩を取る
試験のプレッシャーやストレスだけでは精神的にまいってしまいます。
そもそも人が集中して勉強できる時間は限られています。
適度に休憩を取ってリフレッシュしましょう。
失敗も前向きに受け止める
誰もが合格できるわけではない
資格試験は目指した人誰もが合格できるわけではありません。
逆を言えば、誰もが合格できるわけではないので取得する価値があるのです。
合格までの過程では不合格の経験をすることもあるでしょうし、最終的にその資格試験をあきらめざるをえないかもしれません。
そのような失敗も前向きに受け止めることが大事です。
失敗から学び、成長する
「失敗は成功のもと」と言いますが、失敗(不合格)しても次があると思えば気が楽になります。
「なぜ不合格になったのか」、「次に合格するためには何をすればよいのか」を分析することで、次回のチャレンジには、知識面、精神面においてよりよい条件で試験に臨むことができます。
また、最終的にその資格試験をあきらめざるをえない場合であっても悲観することはありません。
誰もが合格できるわけではないからです。
学習の過程で「勉強の習慣化」という武器を得ることができましたし、資格試験の過程で得た知識がその後の人生で無駄になることもありません。
「今回チャレンジした資格試験は自分には難しかった」ことが分かれば、それまでその資格試験のために費やした時間やエネルギーを今後は他の学習分野に注げばいいことです。
これも立派な「失敗は成功のもと」です。
メディア紹介(資格Hacks)
この記事を資格関連のメディア(「資格Hacks」さん)に掲載していただきました。
以上です。ぜひ目標に向かって突き進みましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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