結論:約1,000時間、約13か月(私の場合)
合格できたのはよかったのですが、思ったよりも時間がかかってしまいました。
皆さんの学習計画の参考になればと思います。
私は2019年の8月初めから学習を開始しました。
平均で平日は2時間、土日は4時間ほどをCIA試験対策に費やしました。
もちろん、平均ですので、より多く勉強した日もあれば、まったく勉強しなかった(できなかった)日もあります。
1週間で、平日2時間×5日=10時間、土日4時間×2日=8時間の合計で18時間の学習です。
最後の科目に合格できたのは2020年8月末でしたので、約13か月かかりました。
週単位での勉強時間(18時間)を、13か月に換算すると、何時間になるかを以下の通り計算しました。
1か月に何週間あるのかは月によって異なりますので、まずは月の平均の週を算出しました。
365日÷12か月÷7日=約4.35週間です。よって、1か月に約4.35週間あることになります。
13か月では、約4.35週(1か月)×13か月=約56.6週です。
1週間に18時間勉強しましたので、約56.6週(13か月)×18時間=約1,019時間となります。
これが私が約1000時間かかったとした根拠の計算です。
計画を立てることの重要さ
他の資格試験にも言えることですが、合格までにどのくらいの期間を要するのかの見込みが立てることが重要です。
そうしないと、仕事や私生活に悪い影響を及ぼしかねないからです。
また、とても手が届かない超難関の試験だったり、ライフイベントに大きな影響があるほどの時間が必要だったりする場合は、試験をあきらめることを選択せざるをえないかもしれません。
(参考)
私の学習計画
当時私は、3つのパートに分かれているCIA試験について、各パートに3か月分の時間をかけて学習し、受験する計画を立てました。
プラン通りであれば、各パート3か月×3回=9か月となり、1年未満で資格取得できるはずでした。
さきほどの計算式にあてはめますと、約4.35週(1か月)×9か月×18時間=約705時間の勉強で資格取得となるはずでした。
しかしながら、計画通りにはいきませんでした。
なぜでしょうか。
計画通りにいかなかった理由
パート2の不合格
他の記事でも書きましたが、私はパート2の初回の受験は不合格となってしまいました。
CIAの試験のルールで、不合格の場合は、次回の再受験までの期間を少なくとも2か月空けなければなりません。
このようにCIA試験では、不合格があると少なくとも2か月は余計に時間がかかってしまうことになります。
(参考)「不合格」に関する関連記事
不合格の時はショックでした心が折れかけましたが、転職サイトを見てやる気を奮い立たせました。
試験の予約のタイミング
各パートに3か月分を割り当てて学習し、受験する計画を立てたものの、私は、まだ自分のレベルが合格には不十分と感じているのに受験の申し込みをするのが嫌でした。
不十分な学習の結果、不合格となり、受験料と時間が無駄になるのを避けたかったからです。
そこで、ひと通りの学習を終えた後、試験を希望する日のおよそ1か月前に、試験の予約申し込みをしました。(試験までの残り1か月は復習や練習問題の繰り返しのための時間です)
これでも余裕をもって申し込んだつもりでしたが、これがいけなかったです。
必ずしも希望の日程で受験できるとは限らないからです。
CIAの試験予約のためには、専用のサイトにアクセスして、最寄りの試験会場(ピアソンVUE)で申し込むことになります。
私が、最初の試験の予約をしようとしたとき、希望の試験会場での1か月先の予約が満杯のため取れませんでした。
結局、さらに1か月先の日程で予約せざるを得ず、予定が狂ってしまいました。
その間まったく勉強せず、せっかく覚えた内容を忘れるわけにはいきませんので、余計に勉強することになりました。
これに追い打ちをかけたのが、新型コロナウイルスです。
感染対策のため、席の間隔をあけるなどの対策を運営会社がおこなったため、その後の受験はもっと予約が難しくなってしまいました。
なお、今はオンライン(自宅)での受験も可能なようですが、私はオンラインでの受験は行いませんでした。
より短期間での合格が可能であるとの他のブログやサイトの情報について
他のブログやサイトでは、「2か月程度で受かった」、「標準は300~500時間」など、様々な情報が飛び交っています。
これらの情報に関して、私の体験に基づきますと、以下のことが言えると思います。
すでに関連の知識を得ている受験者は有利である
例えば、USCPA(米国公認会計士)取得者の方は、CIA試験に有利と言われています。
USCPAの合格までの過程で、財務・会計の知識に加え、監査分野の学習もされているからです。
CIA試験の対策として新たに学習することが少なくて済みますので、短期間での合格が可能だと思います。
同様に、すでに内部監査の実務経験があり、深い知識をお持ちの方も有利だと思います。
私はこのどちらでもありませんでした。
専門校(スクール)が見込み受講者を多く呼び込むため
もし、専門校(スクール)Aが「半年での合格も可能!」と宣伝しているのに、競合の専門校(スクール)Bが「合格には1年程度は必要」と宣伝したら、B社を選ぶ人は少ないでしょう。
より多くの受講生の獲得をめぐって、いかに自社の方が短期間で合格できるかをアピールしているのです。
実際、専門校(スクール)の教材の良しあしやサポート体制によって合格までの期間に大きな差が出ると思います。
どの専門校(スクール)がより短期間で合格できるのかは、選ぶ側にとっては費用と同じくらいの関心が高い点でもありますので、アピール自体は悪いことだとは思いません。
受験者にとってのよりよいサービスのため、大いに競争していただきたいところです。
しかしながら、専門校(スクール)を選ぶ側、あるいは試験にチャレンジされるかを迷っていらっしゃる側にしてみますと、このあたりの情報は、今の自分の環境と照らし合わせて、厳しい目で見るのが大事かもしれません。
合格の確率を高めたい、少しでも早く合格したいのであれば、私もお世話になったアビタスがおすすめですよ。
最後におさらいをさせてください。
- CAI合格まで約1,000時間、約13か月かかった(私の場合)
- 不合格になると2か月間は同じパートの受験ができないので注意。
- 試験の予約のタイミングも大事。(予約は早めに)
- 他のブログやサイトの情報は、厳しく見るのがよい。
以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
皆さんの学習計画や試験予約の際のお役に立てればなによりです。
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コメント
コメント一覧 (2件)
記事拝読しました。ありがとうございます。
合格まで約1000時間は参考になると言いますか、聞けて有難かったです。
私は現在パートⅢを残すのみですが、
自分に気合を入れて頑張っていきます。
今後もブログでの情報発信されること期待しております。
コメントありがとうございます。ブログ継続の励みになります。パートⅢの合格とCIA資格取得をお祈りいたします。