失業・リストラからあなたを守る8つのリスク対策

今回は、失業・リストラからあなたを守る8つのリスク対策をご紹介いたします。

失業・リストラのリスク

今や「会社に雇用されていること」イコール「生涯安定」ではない

今や「会社に雇用されていること」イコール「生涯安定」ではありません。

変化のスピードが早く、かつ不安定な現代において、会社に雇用されている方は誰もが失業やリストラのリスクと無縁ではありません。それはお勤めの企業が「一流企業」、「安定企業」であっても同様です。

所属する組織にあなたが不要であると見なされることで職を失うこともあれば、所属する組織自体が社会から不要と見なされることで職を失うこともあります。

それでは、どのようにすれば失業・リストラのリスクからあなたを守ることができるでしょうか。

リスクマネジメントのテクニック(基本的な分類)

具体的な対策方法を説明する前に、まずはリスクマネジメントの基本的なテクニックをご紹介します。

そのテクニックは、「リスクコントロール」で6つ、「リスクファイナンシング」で2つ、合計8つあります。

リスクコントロール

リスクコントロールは、「損害や事故を防ぐ・軽減する」取り組みです。以下の6種類があります。

  • 回避
  • 事故防止
  • 事故削減
  • 分離
  • 複製
  • 分散

リスクファイナンシング

リスクファイナンシングは、「損害や事故によって必要となる資金を調達する」取り組みです。具体的には以下の2つがあります。

  • 移転
  • 保有

リスクコントロール、リスクファイナンシングの詳細については以下(⇓)の記事をご参照ください。

失業・リストラからあなたを守る8つのリスク対策

失業・リストラからあなたを守るリスク対策を、先程ご説明の合計8つ(「リスクコントロール」で6つ、「リスクファイナンシング」で2つ)のテクニックに当てはめてご紹介します。

リスクコントロール

回避:従業員であることをやめ、自ら事業を始める

回避」とは損害や事故の可能性のある活動を完全にやめることです。

飛行機事故を避けるために飛行機以外の交通手段を選択するのが「回避」の例です。

「雇用される側(従業員)」である限り、「雇用されないリスク」はつきまといます。「雇用されないリスク」を完全に回避するためには、組織に雇用されることをやめて、自らが雇用主となり事業をスタートさせればよいのです。

とはいっても、自ら事業を始めるのも大きなリスクが伴います。失敗して失業してしまうリスクがあります。

「回避」は、誰にでもできる失業・リストラ対策ではありませんが、才能ややる気のある方にとっては有効な選択肢になります。

事故防止:スキルアップをする、仕事で成果を挙げる

「事故防止」は、損害や事故が発生しないようにすることです。

万引防止のための店舗内パトロール強化、工事現場で働く従業員への安全教育、地震多発地帯での耐震補強工事が「事故防止」の例です。

スキルアップや仕事での成果は、今のあなたを守る

失業・リストラ対策としては、スキルアップをする、仕事で成果を挙げることが「事故防止」になります。

スキルアップを行い、仕事で成果を出せば自らの市場価値を上げることができます。そうすることで、リストラの対象となることを防ぐことができます。

さらに、あなた自身の頑張りで、お勤めの企業を倒産から守ることだってできるかもしれません。

そのような成果を挙げれば、あなたはリストラ対象ではなく引き留めの対象になるでしょう。スキルや実力があれば、万一お勤めの会社が倒産になってしまっても次の仕事をたやすく見つけることにもなります。

スキルアップや仕事での成果創出を継続し、将来のあなたを守る

技術の進化により、これまで人間しかできなかったことをAIやロボットが代わりに行い始めています。

また、これまでの仕事での学んだことやスキルが将来も役立つとは限りません。技術革新が変化のサイクルを早めています。一つのスキルが現役でいる間ずっと有効なはずがなく、いつまでも既存のスキルに頼ってばかりはいられません。

変化に対応するためには私たち自身も変化し続ける必要があります。

事故削減:日頃から転職市場にアクセスする

「事故削減」とは起きてしまった損害や事故の程度を軽減させることです。

火災後に消火を行うスプリンクラー設備や、自動車の衝突事故で自動的に作動するエアバッグが「事故削減」の例です。これらは起こってしまった事故(火災・自動車事故による衝撃)の被害を和らげてくれます。

先ほどの「事故防止」が事故を未然に防ぐ取り組みであるのに対して、「事故削減」は起きてしまった事故の程度を軽減する取り組みです。

避けようとしても避けられなかった失業・リストラの被害を軽減するためには、すぐに次の仕事を見つけることが有効な対策になります。

突然、企業の倒産を知ったり、上司からリストラを告げられたりしても、すぐに次の仕事を見つけることは難しいです。転職支援制度もあてにできません。

したがいまして、今すぐ転職をしないにしても、転職に備えて情報収集することはとても重要です。それは以下のメリットがあるからです。

  • 自分の市場価値が分かる(今のスキルが社外で通用するかどうかの自分の値踏みができる)
  • 今の転職市場でどのような人材・スキルが求められているのかが分かる
  • 万一失業・リストラに遭ったときに、すぐに本格的な転職活動を開始できる

先程の「事故防止:スキルアップをする、仕事で成果を挙げる」と合わせて転職活動へのアクセスも行うことで、より効果的な対策になります。

分離:異なる業種・業界でも通用するスキルを身につける

「分離」とは、損害・事故の一極集中を避けるために、自分の財産などを分けて管理を行うことです。大事な貴金属を自宅と銀行の貸し金庫に分けて保管するのが「分離」の例です。

失業・リストラ対策においては、あなたのスキルを「分離」することでこのテクニックを応用することができます。

失業・リストラ対策における具体的な「分離」の方法は、今お勤めの企業では役に立たないが、別の業種・業界では重宝がられるスキルを身につけることです。

仮に、あなたがいまお持ちのスキルが、あなたがお勤めの会社、あるいはその業種・業界でしか使えないものだとします。そのような場合は、会社の倒産やその業種・業界全体の落ち込みによりあなたが失業やリストラを余儀なくされると、同業種・同業界での職探しは難しく、かつ、他の業界であなたのスキルを役立てることもできないかもしれません。

例えば、コロナ禍で旅行業界や飲食業界が大打撃を受けましたが、そのような環境下では、いくらそれらの業界内で高いスキルを持っていたとしても、同じ業界内で新しく仕事を見つけるのは難しいかもしれません。なぜならそれら厳しい立場の業界全体が雇用を抑えることになるからです。

一方、コロナショックの中で社会のニーズを捉え、伸びている業種もあります。それらの伸びている業種で求められるスキルを保有しておくことで、次の仕事探しが有利なものになります。

なお、このテクニックは、あなたの働きがい、仕事での夢や目標の追求(例、一流のシェフになる)という自己実現欲求を満たすものではないかもしれません。

しかしながら、多様なスキルを身につけておくことは、あなたを失業・リストラのリスクから守ることに役立ちます。

複製:働くあなたのコピーは作れない。心身の健康を保つ

複製とは、バックアップやコピーを取っておくことです。カギや情報などは複製があれば、複製元がダメージを受けたとしても、複製をもとに被害を回復することができます。

残念ながら、今の最先端技術でも、元気に働くあなたの分身(複製)を作ることはできません。そこで、心身を害して失業やリストラとならないために、あるいは万一失業やリストラとなった場合でも、いつまでも落ち込むことなく、元気で前向きにすぐに次の仕事を探す活動ができるために、普段から心身の健康を保ちましょう。

分散:副業をする、配偶者・パートナーにも働いてもらう

「分散」とは、損害・事故を受ける対象のあるものを、複数の商品、市場、地域などに拡散させることです。

投資商品を複数の銘柄に分けて運用するのが「分散」の例です。投資先を複数の銘柄、金融商品に分散して投資することで、どれか一つの損失を他の利益で補うことが可能です。

収入源を一つの仕事だけに頼っていると、その仕事がなくなったときにすべての収入源が絶たれてしまうことになります。

失業・リストラによる収入源のリスクを軽減するためには、複数の収入源を確保して「分散」しておくことも有効です。そうすれば、一つの収入源が絶たれても他の収入源が補ってくれます。例は以下の通りです。

  • 手軽な副業を行う(資産運用を含む)
  • パラレルキャリアとして、別の雇用主のもとでも働く
  • 配偶者・パートナーにも働いてもらう

なお、これらの「分散」を行うことは、収入アップ、スキルの向上、メンタルの安定といった副次的なメリットも大きいです。

リスクファイナンシング

移転:公的な保険制度を活用する

「移転」は、万一事故があった場合に、損害の埋め合わせ(補償)の責任を第三者(保険会社など)に転嫁させる手法です。

高額な損害に備えて生命保険や損害保険に加入することが「移転」の典型例です。

日本には公的なサポートとしての失業手当(失業保険給付)があります。

万一の失業・リストラの際には、次の仕事までの間、失業手当(失業保険給付)をうまく活用することで乗り越えましょう。

保有:3ヶ月分程度の生活資金を貯めておく

「保有」は、万一事故が起こった際に主に自己資金を取り崩して資金を調達する手法です。

失業手当(失業保険給付)だけでは求職中の生活費を賄えないかもしれません。万一に備え、3ヶ月分程度の生活資金を貯めておきましょう。

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まとめ

失業・リストラからあなたを守る8つのリスク対策

リスクコントロール

  • 回避:従業員であることをやめ、自ら事業を始める
  • 事故防止:スキルアップをする、仕事で成果を挙げる
  • 事故削減:日頃から転職市場にアクセスする
  • 分離:異なる業種・業界でも通用するスキルを身につける
  • 複製:働くあなたのコピーは作れない。心身の健康を保つ
  • 分散:副業をする、配偶者・パートナーにも働いてもらう

リスクファイナンシング

  • 移転:公的な保険制度を活用する
  • 保有:3ヶ月分程度の生活資金を貯めておく
ないと

どれもあたり前のことかもしれません。

しかしながら、リスクマネジメントのフレームワークに当てはめることで、何ができていて、何が足りないのかが分かると思います。対策の見直しのお役に立てれば幸いです。

転職市場へのアクセスについてはこちらを、スキルアップについてはこちらをご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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