結論:初見問題対策、出題パターン分析、関連知識の拡大に活用できると思います。
今回は、CIA(公認内部監査人)対策としての「CIA試験模擬問題集2019」の活用方法についてご説明いたします。
「CIA試験模擬問題集2019」の概要
「CIA試験模擬問題集2019」はその名の通り、CIA試験の問題集です。パート1から3までの問題および解答・解説が含まれています。
問題数は以下の通りです。
パート1・・・125問
パート2・・・100問
パート3・・・100問
本番の試験の出題数と同じになっています。私は当時、4,400円で本書を購入しました。
「CIA試験模擬問題集2019」の良いところ
本書の良いところは、CIA試験の初見問題の対策になるところです。
初見問題とは、試験本番で出題される、今まで解いたことのないパターンの問題のことです。
CIA試験では必ずといってこの初見問題が出題されます。(もちろん、どれが初見問題なのかは受験者によって異なります)
初見問題は、CIA試験を難しいものとしている要因の一つです。
その対策の一つとして、初見問題を「初見問題」ではなくしてしまうことがあります。
つまり、できるだけ多くの関連知識を取り入れ、また、できるだけ多くの問題を解くことで、初見問題に出くわす可能性を減らしてしまうのです。
さらに、初見問題だからといってあきらめずに、知識をフルに活かして問題を解くことも、本番環境に慣れるための大事な演習になります。
本書には、私がメイン教材として使っていたアビタスの問題集にはないパターンの出題が含まれています。
したがって、CIA試験の初見問題の対策という点では本書は役に立ちました。
(参考)CIAの難易度について
「CIA試験模擬問題集2019」の良くないところ
問題数が少ない
問題数は、各パートの試験本番の1回分しかありません。
せめて各パートとも試験本番の2,3回分のボリュームがあるとより良かったと思います。
アビタスの教材との重複がある
メイン教材として使っていたアビタスの教材と重複している演習問題が多くあります。
これではこの問題集を買う価値が相対的に低くなってしまいます。
(前述の通り、アビタスの教材では出題されていないタイプの問題もありますので、役に立たないということはありません)
解説も充実しているとは言えない
すべてがそうとは言いませんが、解説も充実しているとは言えません。
例えば、選択肢「a」が正解だったとして、選択肢「a」の解説はあるものの、不正解の選択肢「b」、「c」、「d」に関しては「解答a参照」とだけ記載され、詳細な説明がないものが多いです。
このような解説ではなぜ他の選択肢が誤りなのかがはっきり分かりませんので、もやもや感が解消されないこともありました。
(参考)
本書の有効な活用方法について
本書の良い点は、CIA試験の初見問題の対策になるところであると先ほど説明しました。
その初見問題を分析することで、どのような観点から出題される可能性があるのかを分析することができます。
また、その分析により関連分野を広げて知識を習得することができます。
よって、本書を以下の通り有効活用できると思います。
- 初見問題対策
- 出題パターンの分析
- 関連知識の拡大
逆に、この問題集の問題がそのまま試験本番で出題されることは期待しない方がいいと思います。
最後におさらいをさせてください。
CIA(公認内部監査人)対策としての「CIA試験模擬問題集2019」の活用方法について
結論:初見問題対策、出題パターン分析、関連知識の拡大に活用できると思います。
- 「CIA試験模擬問題集2019」の概要
- 「CIA試験模擬問題集2019」の良いところ
- 「CIA試験模擬問題集2019」の良くないところ
- 本書の有効な活用方法について
皆さんに合った学習方法の参考になればと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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