今回は、CIA(公認内部監査人)とはどのような資格試験なのかをご説明いたします。
歴史
CIA(公認内部監査人)はアメリカ生まれの資格試験です。
1974年から開始されました。比較的若い資格試験と言えます。
主催団体
本部(アメリカ)
The Institute of Internal Auditors(IIA、内部監査人協会)がCIA(公認内部監査人)を主催しています。
日本の代表機関
日本における代表機関は日本内部監査協会(IIA-Japan)です。
資格認定試験の開催地域
世界約190の国と地域で実施されています。
対応言語
基本は英語ですが、日本語でも受験が可能です。
受験手続き
専用サイト「CCMS(認定資格受験者管理システム)」
受験手続きは、専用サイト「CCMS(認定資格受験者管理システム)」で行います。
CCMS(認定資格受験者管理システム)でできること
以下の機能があります。
個人情報の更新
受験状況の確認
試験の予約
必要書類の提出
受験結果の確認
認定状の表示、など
http://www.iiajapan.com/certifications/CIA/
受験料の支払い
受験料の支払いは日本内部監査協会へ行います。
受験方法
試験会場(ピアソンVUE)
ピアソンVUEの各テストセンターで受験が可能です。
オンライン監督試験(自宅での受験)
新型コロナウイルスへの対応として、オンライン監督試験(自宅での受験)も利用可能になっています。
日本語による試験も実施されておりますが、監督官の話す言語は英語のみとなりますので注意が必要です。
認定要件・試験内容
以下のリンクをご参照ください。
一般社団法人日本内部監査協会の「認定資格受験者ハンドブック」へのリンクです。
https://wsg.iiajapan.com/leg/pdf/certifications/cia/IIA_Certification_Candidate_Handbook_2020.pdf
難易度
客観的に他の資格と比較するのは難しいですが、「難関」の部類に属すると考えられます。
取得費用・勉強時間
本ブログ運営者(私)の例をご紹介します。
勉強方法(独学・スクール)
こちらの記事がご参考になれば幸いです。
合格後の継続教育制度(CPE)
資格取得のステータスを保つためには、合格後も一定の継続教育を受けることが求められています。
資格取得のメリット
CIA(公認内部監査人)は、医師や弁護士の資格とは異なります。
CIA(公認内部監査人)の資格保有(ライセンス)がなくても内部監査の業務に携わることは可能です。
しかしながら、国際的に評価されているCIA(公認内部監査人)の保有は、資格保有者の高度な能力・技能の客観的な証明になります。
社内あるいは国内外での転職市場において、資格保有者の価値を高めてくれるでしょう。
CIA(公認内部監査人)の全体像がお分かりいただければ何よりです。
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