今回は、ダイエット食品としてのスキムミルクについてご紹介します。
コスパもいいのでおすすめですよ。
スキムミルクとは?
別名は「脱脂粉乳」
スキムミルクは「脱脂粉乳」とも呼ばれます。
「脱脂粉乳」の文字通り、スキムミルクは、脂肪分を取り除いて粉状にした牛乳ですので、脂肪が少なくヘルシーな飲み物です。
スキムミルクは、栄養価は牛乳と同等で、カロリーは牛乳の半分というダイエット向きのドリンクと言えます。
スキムミルクはヘルシー!
一般的な製品の例でのスキムミルクと牛乳との比較は以下のとおりです。
比較項目 | スキムミルク (1リットルのドリンク。 スキムミルク100gと水900cc) | 牛乳 (1リットルあたり) | 比較結果 |
エネルギー(kcal) | 356 | 690 | スキムミルクは低カロリー! |
タンパク質(g) | 36 | 35 | どちらも高タンパク! |
脂質(g) | 0.7 | 39 | スキムミルクは低脂質! |
食塩相当量(g) | 1.1 | 1.1 | ほぼ同じ |
カルシウム(mg) | 1,200 | 1,135 | ほぼ同じ! |
実際のコスパは?
牛乳に比べて約36%もお得!
下段の作り方のコツでもご紹介していますが、スキムミルク100gと水900gを混ぜ合わせるとちょうど1リットル(1,000cc)のスキムミルクのドリンクを作ることができます。
スキムミルク100gあたりタンパク質が約35g含まれていますので、先程のレシピの通り1リットル(1,000cc)のスキムミルクのドリンクを作ればその中に約35gのタンパク質が含まれていることになります。
牛乳1リットルもだいたい35gのタンパク質が含まれていますので、1リットル(1,000cc)のスキムミルクのドリンクとタンパク質の量はほぼ同じです。
なお、1キロ(1,000g)の業務用のスキムミルクであれば、1つで1リットルの牛乳10パック分のスキムミルクのドリンクを作ることができます。
また、1キロ(1,000g)入りの代表的なスキムミルク(脱脂粉乳)の値段はだいたい1,600円ほどです。(記事作成時点)
1,600円で、1リットルの牛乳10パック分のスキムミルクのドリンクを作ることができますので、その10分1の約160円で牛乳一リットルと同じタンパク質を摂取することができる計算になります。
つまり、牛乳1パック(1リットル)250円で計算すると、スキムミルクの方が36%(1-160円/250円)もお得ということになります。
低脂肪乳と比べても約36%お得!(タンパク質1gあたりの値段での比較)
また、牛乳に比べて値段が安い低脂肪乳(1パック(1リットル)約150円とします)と比べると、1リットルあたり約160円のスキムミルクのドリンクは見劣りしますが、含まれているタンパク質の量に違いがあります。
平均的な低脂肪乳(1リットル)あたりのタンパク質は約21gです。牛乳やスキムミルクのドリンクの約35gに比べて少ないです。
タンパク質1gあたりの値段で比較すると、
低脂肪乳 : 150円(1パック(1リットル)) ÷約21g(タンパク質の量)=約7.14円
スキムミルク:約160円(1リットル分のドリンク)÷約35g(タンパク質の量)=約4.57円
同じ1gあたりのタンパク質を摂取するのに必要なお金は安いほうがコストパフォーマンスが優れていることになります。
よって、スキムミルク(約4.57円)の方が低脂肪乳(約7.14円)よりもコスパが良いということになります。
お得度を数値化すると、スキムミルクの方が低脂肪乳に比べて、約36%(1-約4.57円/約7.14円)コスパに優れているということになります。
コスパを求めるなら1キロ入りのがおすすめです。
始めはとりあえず少ない量で試してみたいという方にはこちらがおすすめです。
味は?
スキムミルクのかつての呼び名であった「脱脂粉乳」には、おいしくないというイメージがありましたが、今のスキムミルクとは別物です。
今のスキムミルクは、牛乳や低脂肪乳と飲み比べてみても、コクや甘み、味に気になる違いはありません。
というより、スキムミルクはとてもおいしい飲み物です。
成分の含有量や製造過程はそれぞれ違いますが、原料は同じですので、味に大きな違いがあるはずがありません。
実際に飲んでみて、スキムミルクと牛乳や低脂肪乳との根本的な違いは、粉末状か液状かだけの違いだと感じています。
作り方のコツ
スキムミルク(粉)と水の割合は1:9
スキムミルク(粉)と水の割合は1:9とするのがちょうどいいです。
味わいもいい感じです。
スキムミルク100gと水900gを混ぜ合わせると1リットル(1,000cc)のスキムミルクのドリンクができあがります。
スキムミルクの分量は多くても少なくてもよくないのでちゃんと図るようにしましょう。
私の場合は、1リットルサイズのスクイズボトルにスキムミルクのドリンクを保存しています。
スクイズボトルを使えばちょうど一リットルのドリンクを作ることができますし、筋トレ中に飲むのにちょうどいいからです。
また、作り置き(冷蔵庫への保存)もできるので便利です。
スキムミルク100gを正確に量ったら、じょうごを使ってスクイズボトルの中に入れます。
じょうごを使わなかったために、失敗してスキムミルクの粉が周りに飛び散ってしまったことがありました。
それ以降はじょうごを使って入れるようにしています。
もちろん、粉が周りに飛び散るような失敗はなくなりました。
先に水(お湯)を入れる
スキムミルクを先にコップや容器に入れて水やお湯を入れると、混ぜるときにダマが発生し、溶けにくくなります。
そこで、先に水やお湯を入れておいて、そこにスキムミルクの粉を加えるのがおすすめです。
温め(ぬるめ)のお湯で混ぜる
スキムミルクは、冷たい水でも熱湯でもうまく溶けません。
30度から40度くらいの温めのお湯で混ぜましょう。
よく混ぜる(シェイクする・振る)
温めのお湯でスキムミルクを混ぜ合わせたら、十分にシェイクしましょう。
スクイズボトルはシェイクするのにもちょうどいいです。
あると便利なもの
あると便利なものをご紹介します。
クッキングスケール
スキムミルクの量を図るのに使います。
電気ケトル
スキムミルクを溶かすためのお湯を沸かすのに便利です。
スクイズボトル(色違いのものを複数)
スクイズボトルはドリンクを保存したり、直接飲んだりするのに便利です。
なお、スクイズボトルが1つだけでは十分な作り置きができませんので、2つ以上のスクイズボトルをおすすめします。
また、どちらが新しいのでどちらが古いのかの見分けがつくように、色違いのスクイズボトルを用意するのがポイントです。
計量カップ
スキムミルクの量を図るときに使います。
じょうご
スキムミルクをこぼさないようにスクイズボトルに入れるときに便利です。
袋止めクリップ スライド式 スティックジッパー
開封済みの袋の鮮度を保つことができ、開け閉じが便利なスライド式の袋止めクリップです。
通常、開封済みのスキムミルクの袋は一つだけですので、本製品が1つだけあれば十分です。
コーヒーやお茶など、他の袋製品にも使えますので、いろいろなサイズのがあると重宝しますよ。
メリット
コスパよく良質なタンパク質を摂取できる
スキムミルクは高タンパクで低脂質のヘルシーな食品です。
また、コストパフォーマンスに優れているのも魅力です。
最近はいろいろなものが値上がりしていますので、いつもの牛乳や低脂肪乳をスキムミルクに置き換えるだけでお金を節約することができます。
味も牛乳や低脂肪乳と比べて遜色ない
味わいも牛乳や低脂肪乳と比べて遜色なく、とてもおいしいです。
重たい牛乳や低脂肪乳を買うたびに持ち運ぶ必要がない
牛乳や低脂肪乳は持ち運びに便利とは言えません。かさばりますし、重たいです。まとめ買いするとなおさらです。
その点、スキムミルクは粉末状になっていますのでとても軽いです。
スキムミルクは大きなスーパーでもあまり取り扱いがないところがありますが、オンラインショップで買えばお得に、かつ自宅まで運んでくれるので楽ちんです。
ゴミも少ないので地球環境に優しい
牛乳や低脂肪乳をよく飲む方にはご理解をいただけると思うのですが、毎日のように飲んでいるとあっという間に紙パックのゴミがたまってしまいます。
その点、業務用のスキムミルクを買えばゴミは少なくて済みます。
牛乳や低脂肪乳をよく飲む方はさらにお得
一リットル約250円の牛乳を、同じ量のドリンクが約160円で作れるスキムミルクに置き換えたらどうなりますでしょうか。
例えば、毎日1リットルの牛乳を飲む場合、一日約90円の節約(約250円-約160円)になります。
一年間(365日)では、約32,850円(約90円×365日)の節約になります。
普段からよく牛乳や低脂肪乳を飲む方は、スキムミルクに置き換えることでさらにお得になる計算です。
皆さんがいつも飲んでいる牛乳や低脂肪乳の価格や飲む頻度はそれぞれだと思いますので、ぜひ皆さんにあてはめて計算してみてください。
長期保存ができてまとめ買いでさらにお得
スキムミルクの保存期間は製品によって異なりますが、だいたい購入時点から約1年以上賞味期限があります。
当然ながら、牛乳や低脂肪乳よりも長期保存ができます。
また、「業務用」のスキムミルク単品だけでもお得ですが、まとめ買いをすることでさらにお得になります。
私の場合、10日くらいで業務用のスキムミルクを使い切ってしまいます。
1つずつ頼むのは面倒ですし、オンラインショップなら自宅まで届けてくれますので、まとめ買いがおすすめです。
まとめ買いしても、以下の写真のように、小さな段ボールに収まる程度ですのでかさばりません。
価格は常に変動しますし、購入個数によっては送料無料となり合計金額が変わることもありますので、アマゾン・楽天などのオンラインショップとよつ葉乳業の直営のオンラインショップとをそれぞれ比較して購入されることをおすすめします。
デメリット
メリットもあればデメリットもあります。
作るのには手間がかかる
牛乳や低脂肪乳であれば紙パックを開ければすぐに飲むことができますが、これまでご紹介の通り、スキムミルクのドリンクを作るのには手間がかかります。
慣れればたいしたことはありませんが、牛乳や低脂肪乳のような手軽さはないことをご理解いただければと思います。
容器(スクイズボトル)やスプーンなどのメンテナンスにも時間がかかる
牛乳や低脂肪乳のなら飲み終わったらパックを捨てるだけですのでメンテナンスというメンテナンスはありません。
しかしながら、スキムミルクのドリンクには作る以外のメンテナンスもあります。
スクイズボトルやスプーン、じょうごを使い終わるたびに洗う必要があるからです。
プロテイン(ザバスなど)でドリンク作りに慣れている方であれば、さほど気にならないかもしれません。
あると便利なもの(買い揃えるもの)も多い
先ほどご紹介した、あると便利なものをすでにお持ちの方は初期投資を抑えることができますが、そうでない方は、スキムミルク製品以外に買いそろえるものが増えてしまうことになります。
また、そのための保管スペースも必要です。
先ほどご説明の通り、普段からよく牛乳を飲まれる方であれば、年間3万円以上の節約になりますので、すぐに初期投資分は回収できると思います。
また、皆さんの工夫次第で、私がご紹介した以外の道具や方法で代用できるかもしれません。
ぜひ他によいやり方があったら共有をお願いします!
いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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