今回は、電気圧力鍋で炊き立てご飯をまとめて作り置きする方法をご紹介します。
電気圧力鍋を使うメリット
電気圧力鍋には次のメリットがあります。
- 短時間での調理
- 多機能性
- 安全性
短時間での調理
圧力鍋が短時間で調理できる理由は、高温・高圧にあります。
通常、水は100°Cで沸騰します。しかし、圧力鍋の密閉された容器内では、蒸気が逃げることができず、圧力が上昇します。高い圧力下では、水の沸騰点が上昇します。これにより、水がより高い温度で沸騰するため、食材がより迅速に調理されます。
また、電気圧力鍋の中で高い圧力が食材に均等に加わることでも調理時間が短縮されます。
多機能性
多くの電気圧力鍋には、様々な調理モードやプリセットプログラムが備わっており、煮込み料理、炒め物、おかゆなど、さまざまな食材やレシピに対応することができます。そのため、従来の圧力鍋よりも柔軟性があり、さまざまな調理ニーズに対応できます。
安全性
従来型の圧力鍋と比較して、電気圧力鍋は通常、より安全です。
これは、圧力解放バルブや過熱保護など、さまざまな安全機能が備わっているためです。制御システムにより、調理中や調理終了後の温度や圧力を自動的に監視・調整してくれますので、調理に自信がない方でも安心して使うことができます。
私が使っているのはこちらのモデルです。
電気圧力鍋で炊き立てご飯を10合分まとめて作り置きする方法
材料を用意する
材料は以下の通りです。
- 白米:10合
材料を入れる
お米を研いで鍋に入れます。
ご覧の通り、ご紹介した電気圧力鍋はお米10合に対応しています。
水を目盛りまで注いだ後はこんな感じになります。
モードを指定してスイッチを入れる
電気圧力鍋でモードを指定します。
メニューから「材料」を選択します。
「肉」などのアイコンもあります。
ここでは「米」を選択します。
お米の種類や調理方法による選択画面が表示されます。
ここでは「白米」を選択します。
何合炊くのかの選択をします。
0.5合単位で選択することができます。
ここではもちろん「10合」を選択します。
「レシピを開始しますか?」の画面で「はい」を選択します。
「炊飯する前に30分吸水して下さい」と表示されます。
OKボタンを押して次に進みます。
※30分待って吸水しないと次に進めないということはありません。
「調理時間」が選択されます。
デフォルト(標準設定)ではこの場合、3分間が設定されています。
お好みで調理時間を長めにしたり、短めにしたりできます。ここでは標準設定のまま次に進みます。
「すぐにスタート」か「予約設定」をするかを選択します。
「すぐにスタート」を選択するとそのまま調理が始まります。
「予約設定」を選択した場合は、調理終了時間に合わせて調理開始時間を設定することができます。
例えば、他の料理の調理具合や食事の時間に合わせて調理を完了させるといった設定が可能です。
「予約設定」の場合、次の画面が表示されます。
「現在何時ですか」と表示されています。デフォルト(標準設定)では「00:00」となっています。
例えば、現在の時間を「04:00」と入力してみます。
次に「調理終了時間」を設定します。
ここでは「06:00」と設定してみました。
入力が終わると次の画面が表示されます。
「調理終了時間」は「06:00」で、そのために「01:42」(1時間42分後)に調理が開始することを示しています。
これで予約設定は完了です。
調理開始
調理開始からすぐに圧力調理が始めるわけではありません。
「予熱」という圧力調理までの加熱に時間がかかるからです。
こちらが予熱がほぼ完了したときの画面です。
予熱が終わると圧力調理が始まります。次の画面は3分間の圧力調理が始まったことを示しています。
白米10合の場合の予熱時間は?
調理の具材や水量が多いと「予熱」にも時間がかかります。白米10合の場合、約20分ほどが予熱のためにかかります。
圧力調理中にすることは?
圧力調理中にすることはありません。
圧力調理中は好きなことをしたり、他の料理をしたりして大丈夫です。火を使う圧力鍋ですと火加減や圧力の調整などが必要ですが、電気圧力鍋ではそのような面倒な作業はありません。
圧力調理完了
圧力調理が完了してもすぐに食べられるわけではありません。
圧力を抜くのにも時間がかかるからです。約5分ほどかかります。
したがって、全体では、予熱約20分+調理時間3分+圧力抜きに約5分で約28分、つまりおよそ30分かかることになります。
なお、圧力を抜くのに特別な手作業はありません。待っていれば自動で終わります。
次の画面はじわじわと圧力を抜いている際に表示される画面です。
音が鳴り「召し上がれ!」と表示されたら調理完了です!
ホカホカご飯のできあがりです。
盛り付け
お米10合分をすぐに食べるわけではなく、まとめて作り置きする場合は、炊き上がり後にすぐに盛り付けて冷凍保存することが重要です。
冷蔵保存や電子レンジでの調理もできる耐熱性がある保存容器での保存をおすすめします。
同じ大きさのをそろえれば、重ね置きができますので冷蔵庫のスペースを取りません。
私が使っているのはこちらの容器です。底がドーナツ形にへこんでいて、これが加熱のムラ(十分に加熱されているところとそうでないところ)をなくす効果があります。
私は「大盛り(375ml)」を使っています。盛り付け後はこんな感じになります。
10合分を均等に盛り付けると13食分になりました。
盛り付けが終わったらすぐに冷凍庫で保存します。
一日一食、このご飯を食べる場合は約2週間分持つことになります。
私(一人暮らし)の場合、外食をしたり、お米以外の食事(麺など)を食べたりするので約3週間はお米を炊かないでも大丈夫です。
完全に冷凍したご飯を600Wで5分半ほどレンジ加熱すればホカホカご飯が食べられます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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